地蔵堂(鼎地蔵)
【札所番号】
いろは大師:第六番(阿波国板野郡松島村大字引野・安楽時の写)
【所在地】
旧地名 | 葛飾区鎌倉町 |
現在の地名 | 葛飾区鎌倉3-46 |
【御詠歌(いろは大師)】
かりのよに ちぎやうあらそふ みやくなり あんらくこくの しゆごをのぞめよ
【いろは大師、次への順路】
第十六番の高砂地蔵堂へ十二丁余
ひとつ前の輪福寺から徒歩で5分くらい。京成高砂駅から徒歩で15分くらい、北総線の新柴又駅から10分くらいのところ。京成本線の線路際にあります。向かって右の屋根だけのお堂には地蔵尊と庚申塔があり、左の扉のついたお堂が大師堂です。
大師堂には石の大師像があり、第六番と刻まれた台座に載せられています。かたわらに木製の厨子があり、今は何か焼き物の人形が入っているのですが、かつては何か仏像が納められていたかもしれません。堂内に地蔵堂を写した昔の写真が飾られていました。
鼎は「かなえ」と読むのですが、古代中国の三本足の青銅器か土器のことを鼎と言いますよね。このあたりの旧地名なのか、村境か街道の三つ辻を意味するのか、不勉強でよくわかりませんが、ここのお地蔵さんのことは昔から鼎地蔵と呼ばれているようです。