二系統の南葛八十八ヶ所霊場

旧南葛飾郡に開かれた二系統の南葛八十八ヶ所を実際に回っています。

見分け方早分かり
いろは大師(北回り)|大心講|大正14年|一番は奥戸・善紹寺
南回り|弘山講|明治43年ごろ|一番は東小松川・善照寺
「名称について」も読む

札所一覧(目次)へ

東立石正覚寺

【札所番号】
いろは大師:第三十番(土佐郡江ノ口町・安楽寺の写)

【札所名】正覚寺(宗派)

【所在地】

旧地名 葛飾区川端
現在の地名 葛飾東立石1-20-2

【御詠歌(いろは大師30)】
しとおほく たちあつまれる いちのみや むかしもいまも さかへぬるかな
# 意味的には「人多く」ですが、大心講の『御詠歌集』には「しとおほく」で掲載されています。江戸っ子訛りかもしれませんね^^;

【いろは大師、次への順路】
四十二番地蔵堂へ三丁十間
 

f:id:chinjuh3:20201117115751j:plain
東立石正覚寺・南葛いろは大師のお堂
f:id:chinjuh3:20201117115846j:plain
南葛いろは大師第三十番大師像

 同じ名前のお寺が順路に複数あるのですが、南葛いろは大師の三十番・正覚寺東立石のお寺です。境内には新しい大師堂もあるのですが、いろは大師のお堂はそれとは別に残されていました。堂内には第三十番の台座に座った石のお大師様がいて、丁寧にまるめられて傍らに置かれているのは大心講の旗のようですね。
 

弘法大師 空海 密教