円通寺
【札所番号】
いろは大師:第六十二番(温泉郡小松町大字新屋敷・一の宮宝寿寺の写)
#( )内は『御詠歌集』に従っています。 正しくは周桑郡小松町でしょうか。
【所在地】
旧地名 | 向島区請地町 |
現在の地名 | 墨田区押上2-39-6 |
【御詠歌(いろは大師52)】
さみだれの あとにいでたる たまのいは しらつゆなるや いちのみやがわ
【いろは大師、次への順路】
四十九番正覚寺へ十四丁
押上の円通寺は南葛八十八ヶ所いろは大師の第六十二番です。境内の大師堂内にある像は六十二番の台座に載せられており、いろは大師のものだとわかります。
こちらに限らず、荒川を越えて墨田区内に入ると、葛飾区内のものより像がやや新しいように感じたり、数時の台座のデザインが違うと感じるのは、もしかすると戦後に作り直したものだからかもしれないですね。天台宗東京教区の公式サイトによれば、円通寺は東京大空襲で全焼したとあります。空襲は葛飾区側にもあったのですが、墨田区側にくらべれば被害の範囲はだいぶ狭いのです。