二系統の南葛八十八ヶ所霊場

旧南葛飾郡に開かれた二系統の南葛八十八ヶ所を実際に回っています。

見分け方早分かり
いろは大師(北回り)|大心講|大正14年|一番は奥戸・善紹寺
南回り|弘山講|明治43年ごろ|一番は東小松川・善照寺
「名称について」も読む

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北小岩宝林寺

【札所番号】
南回り:第三十八番番

【札所名】宝林寺(真言宗豊山派

【所在地】

現在の地名 江戸川区北小岩3-23-11

【御詠歌(南回り38)】

【南回り次の札所】
三十九番真光院

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宝林寺の門前

 北小岩の侯臨時は南葛八十八ヶ所南回りの三十八番です。本堂は新しい建物で、中を拝見しましたが見える範囲には南回りの扁額はないようでした。

 南葛南回りは固有の大師像や大師堂を造立しないスタイルで、明治45年に札所とされているお寺等に番号と御詠歌を刻んだ木製の板(扁額)を奉納した形跡があるのですが、今でも残されているお寺はあまり多くありません。次の札所である真光院には扁額が残っています。

弘法大師 空海 密教