二系統の南葛八十八ヶ所霊場

旧南葛飾郡に開かれた二系統の南葛八十八ヶ所を実際に回っています。

見分け方早分かり
いろは大師(北回り)|大心講|大正14年|一番は奥戸・善紹寺
南回り|弘山講|明治43年ごろ|一番は東小松川・善照寺
「名称について」も読む

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江戸川三丁目・浄興寺

【札所番号】
南回り:第二十七番

【札所名】浄興寺(浄土宗)

【所在地】

現在の地名 江戸川区江戸川三丁目22-5

【御詠歌(南回り27)】

【南回り次の札所】
二十八番、江戸川三丁目・明福寺

当ブログは二系統の南葛八十八ヶ所めぐりに注目して札所となっているお寺や神社を参拝しています。
「南回り」「いろは大師」という呼称については目次のページをご覧ください。

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細い道の奥にある浄興寺の山門
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浄興寺の解説板(江戸川区による)
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浄興寺本堂

 江戸川三丁目・浄興寺は南葛八十八ヶ所南回りの第二十七番です。残念ながら大師堂や石碑など、札所であることがわかるようなものは見当たりませんでした。


 『江戸川区史』によると、本堂前に新川梨の碑というものがあり、区の文化財に指定されているそうです。新川梨は文政年間に大塚宗蔵と言う人が栽培に成功した梨で、明治になっても栽培されていたそうなのですが、大正の頃に廃れて今は失われた品種だそうです。残念ながら記念碑は写真にとりそびれてしまいました。

弘法大師 空海 密教