二系統の南葛八十八ヶ所霊場

旧南葛飾郡に開かれた二系統の南葛八十八ヶ所を実際に回っています。

見分け方早分かり
いろは大師(北回り)|大心講|大正14年|一番は奥戸・善紹寺
南回り|弘山講|明治43年ごろ|一番は東小松川・善照寺
「名称について」も読む

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江戸川区江戸川・不動院

【札所番号】
南回り:第三十二番

【札所名】不動院真言宗豊山派

【所在地】

現在の地名 江戸川区江戸川1-22

【御詠歌(南回り32)】

【南回り次の札所】
三十三番、西光寺
 

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不動院、門前より

 江戸川区江戸川の不動院は、南葛八十八ヶ所南回りの三十二番とされています。「南回り」という呼称については目次のページをご覧ください。

 残念ながらこちらには札所だった頃の名残はないようです。こちらのお寺は目の前が江戸川土手で、江戸時代にはたびたび洪水に見舞われているとのこと。また大正6年の台風で本堂が大破し、大正10年に再建されたと『江戸川区史』にありました。南葛南回りは明治43年の開創です。

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不動院の石仏群

▲右の小さい仏様は地蔵尊で、左の大きい三体は馬頭観音のようです(真ん中だけ地蔵尊かも)。

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 庚申塔(左)と戦没者慰霊碑(右)
弘法大師 空海 密教