二系統の南葛八十八ヶ所霊場

旧南葛飾郡に開かれた二系統の南葛八十八ヶ所を実際に回っています。

見分け方早分かり
いろは大師(北回り)|大心講|大正14年|一番は奥戸・善紹寺
南回り|弘山講|明治43年ごろ|一番は東小松川・善照寺
「名称について」も読む

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観蔵寺

【札所番号】
いろは大師:第十番(阿波郡八幡町大字切幡・切幡寺の写)
南回り:第五十七番

四箇領:第二十六番

【札所名】観蔵寺(真言宗豊山派

【所在地】

旧地名 葛飾区曲金
現在の地名 葛飾高砂5-5-2

【御詠歌】
よくしんを たゞひとすじに 切はたし のちのよまでの さはりとぞなる

【いろは大師、次への順路】
第八番の極楽寺へ一丁半

観音寺大師堂写真
観音寺大師堂
第八番大師像写真
第八番大師像

 京成高砂駅から徒歩で3〜4分。ひとつ前の高砂地蔵堂から徒歩7分くらい。観蔵寺は柴又七福神の寿老人でもあります。大師堂には石に大師像が一体だけ納められていました。第十番と刻まれた台座に載せられています。

 こちらは「南葛南回り」の第57番札所でもあるのですが、痕跡はみつかりませんでした。

観蔵寺本堂の柱写真
観蔵寺本堂の柱に打ち付けられた木の板

 本堂入り口の柱に縦長の木の板が何枚か打ち付けられており、どうも下の板は「南葛いろは大師」の案内なのではないかと思うのですが、文字がすっかり色あせてよく読めません。上の板は観音霊場の案内のようなんですが、わたしは観音様のほうは現在あまり注目していないのでよくわかりません。

観蔵寺門前写真
観蔵寺門前
弘法大師 空海 密教