観音堂(八広庚申堂)
【札所番号】
いろは大師:第五十四番(温泉郡乃万村大字阿方・延命寺の写)
#( )内は『御詠歌集』に従っています。乃万村は正しくは越智郡でしょうか。
【札所名】観音堂(八広庚申堂)
【所在地】
旧地名 | 向島区上大畑 |
現在の地名 | 墨田区八広5-32-7 |
【御詠歌(いろは大師54)】
くもりなき かゞみのゑんと ながむれば のこさづかげを うつすものかな
【いろは大師、次への順路】
七十五番宝蔵寺へ五丁
南葛八十八ヶ所いろは大師の第五十四番は大心講の『御詠歌集』によれば旧・向島区上大畑(現・墨田区八広)の観音堂ということになっています。現在ここは庚申堂と呼ばれているのですが、堂内に庚申講の守り神である青面金剛のほかに馬頭観音が祀られているので観音堂でもあるというわけです。
堂内真ん中が青面金剛。向かって左が地蔵尊。右が馬頭観音です。
大師堂は庚申堂に向かって右手にあります。
大師堂内には五十四番の台座に座った大師像が一体あります。後ろに何かの像の頭だけがありますが、このお大師様の首はすげ替えたにしてはきれいにくっついているので、関係ないのかもしれないです。